オンライン授業をやってみてわかったこと

オンライン授業をやってみてわかったこと

オンライン授業のタイプの理解
オンライン授業という言葉ですが、私はSkypeなどを使った遠隔授業がそうだろうと思っていました。
しかし、定義は様々で大きく分けて2種類あることがわかりました。

A.オンデマンド型(非同期型)学生がオンライン上の授業のページにアクセスし、教員がアップロードしておいた資料(テキスト、プリント、授業を録画した動画、ホームページへのリンクなど)や教科書(学習するページを指示)で個別に学び、教員が提示した課題に取り組む。

B.同時双方向型(同期型)学生が同時にZoomやTeamsなどのWeb会議システムにアクセスし、リアルタイムかつ双方向に授業を行う。

まず、自分の授業をAとBのどちらの方法で行うか、決める必要がありました。
そのためには自分の授業のがどちらに適しているか、またどのようなツールが使えるかがポイントでした。

私が担当している授業は、150名前後の講義科目と40名前後の演習科目、そしてゼミです。
最初に、これまでの授業内容を大きく変える必要のない「B.同時双方向型」を検討しました。
単純に最も負担が少なく、「環境さえ整えば」すぐに実施できるからです。

Zoom(無料版)を使用すれば、40名の演習科目とゼミは何とかできそうです。
ところが、無料版は100名以上参加できません。

そこで、最大250名が参加できるというMicrosoft Teamsを検討しました。
Teamsは大変便利ですが、学内では4月の時点で正式稼働をしておらず、限定的な機能で実施するには学生側のハードルが高すぎると考え、当面は使用しないことにしました。

そのため、授業開始までに以下の方針で授業を行うこととし、授業の準備を進めました。

・150名前後の講義科目→ Aオンデマンド型で実施。状況を見てB同時双方向型も検討。
・40名前後の演習科目→5月GW明けまでAで。以降は原則Bで実施。
・ゼミ→4月21日からBで実施。

実際にやってみてわかったとことを下記します。

オンデマンド型授業を実際にやってみてわかったこと

同時双方向型授業(Zoomによる授業)を実際にやってみてわかったこと

また、今回オンライン授業を行うなかで、学生が困ったこと、学生が求める支援、大学が対応すべきことがわかってきましたので、その点もまとめていきたいと思います。

オンデマンド型授業を実際にやってみてわかったこと
オンデマンド型の授業で最もわかりやすいのは、資料や教科書の該当ページを指定して、レポート課題を提出させる方法です。
通信教育と同じやり方ですね。

私は非常勤で通信科目も受け持っていますが、通信の方は今回のコロナの影響はほとんど受けていません。
ただ、科目修了試験をどうするかという問題はあります。

一方、関学も含めて、ほとんどの大学には授業資料をアップしたり、課題を提出できたり、出欠を確認できるポータルサイトがあります。
このサイトを利用すれば、通信教育のような授業の実施は可能です。

そこで、まずは普段の授業で配布している資料を少し修正し、ポータルサイトにアップ、レポート課題を提示、次の授業日の前日までに提出を求めました。
通信教育と同じ授業形態です。

また、必ず質疑応答の機会を設ける必要があるので、その点はポータルサイトの掲示板やメールを利用しました。

授業の動画を録画してOneDriveに挙げる方法も考えました。
PowerPointだけで動画は作れます。
ただ、動画の編集に時間がかかること、ファイルサイズが膨大になることから、すぐの実施は困難と考え、見送りました。

そうしているうちに、履修予定約130名のオンライン授業がスタートしました。
授業のポータルサイトに第1回目の資料とレポート課題を提示しました。

始まったばかりで学生側のネット環境も把握できないため、課題の提出期限は5月連休明けにしました。
また、他大学と同様、授業初日は教務システムやポータルサイトへのアクセスが集中し、つながりにくい状態となりました。
つながらないと学生も不安になるので、授業内容についてメールで問い合わせがありました。

接続状況が今後どの程度回復するかわからないのと、学生の不安を軽減するためにも提出期限に余裕を持たせたのは良かったと思います。

また、課題の量も考慮することが大切です。
オンライン授業では、学生の評価を行うために教員は毎回課題を提示しなければなりません。
教員は自分の担当している科目しか見えませんが、学生は受講している全ての科目で課題が出ます。

勉強にやりすぎはない、と思わなくもないですが、学生もステイホームが続き、大学で友達と気軽に相談できない孤独な状況のなかで、膨大な量のレポート課題を課すのはあまりにも酷です。
やはり、睡眠と食事以外はレポートを書いているという学生もいました。
そういった点を考慮すると、提出させる課題は、1週間で400~800字程度が現実的ではないかと考えました。

学生も授業の受け方がわかり、ポータルサイトでの課題提示、レポート提出が続くなか、やはりネット環境の問題でポータルサイトにアクセスできなかったり、自分用のPCがないため課題が提出できないといった相談もありました。

しかし、それらはその時点でできない状況であり、大学からのWi-Fiルーター、ノートPCの無償付与が始まると、順次解決していきました。この支援策は本当に効果があったと思います。

資料提示型のオンデマンド授業については、毎回教員がレポートを読むのが大変(私の場合、非常勤先の大学の分も合わせて1週間で約500名)ということを除けば、総じて学生も受講しやすく、安定的に学びを継続できる授業であると思いました。

また、録画した動画を視聴してもらう授業も実施しました。
ZoomでPowerPointを共有後、録画機能を使って動画を作成しました。

PowerPoint単体でも音声付スライドを作成できますが、OneDrive上で再生できない可能性があるため、Zoom録画によるMP4にしました。
MP4であればどのようなデバイスでも再生可能です。

また、スライドショーをメインにして、最初のIntroductionだけカメラをONにして、後はOFFにすると、ファイルサイズは著しく小さくなります。
前後編25分ずつ計50分の動画で、合わせて60Mでした。
これなら、学生の通信容量も圧迫しなくて済みます。

授業で伝える内容がスライドショーで明示されていれば、高画質にする必要は全くありませんでした。
また、画質よりも重要なのは声(音声)です。
そのため、カメラはどうでも良いですが、マイクは必要だと思いました。

私が使用した機器はLogicoolの以下の製品です。

C270N HD WEBCAM

H600ワイヤレスヘッドセット

また、授業の動画を90分間視聴し続けることは並大抵の集中力では不可能です。
90分間の授業時間の構成を考え、動画は40~50分として、残りの時間でできる課題をさせるのが良いと思います。

動画のオンデマンド型授業を行う際でも、大切なのは動画内で提示する授業資料が丁寧に作られているかです。
通常の授業では、大事な部分は口頭や板書で伝え、それを学生がノートに書くことが多いと思います。

オンデマンド型授業では、PDF資料掲示でも、動画視聴でも、普段口頭で伝えることを文字にすることが重要だと思います。
その方が学生も理解しやすいですし、話す内容が整理されて、動画時間も短くなると思いました。

しかし、個人的に大変だったのは、Zoom(Teamsも)で録画する場合、基本的には一発撮りという点です。
私自身が気にする性格のため、自分の言い方が自分で気になってしまい、何度も録画し直しました。
結果、50分の動画を録画するのに6時間かかりました。
スムーズにやろうと思うと原稿が必要です。
また、実際にやってみて自分には向いていないと悟った次第です。

さて、実際にオンデマンド型授業を続けてきて、以下のことが重要だと思いました。

1.授業が始まる前に教員への連絡手段を学生に周知する。←本当に重要。
2.課題提出は翌週とせず、2週間後とするなど余裕を持たせる。←開始当初は配慮が必要。
3.課題の量は1週間で400~800字。
4.大学からの支援策は積極的に周知する。←教員が把握する必要がある。
5.動画オンデマンドの場合、長さは40~50分。残りの時間を使う量の課題を提示。
6.教授内容は口頭ではなく、できるだけ文字で示す。

これらが最初の導入段階としては重要だと思います。

同時双方向型授業(Zoomによる授業)を実際にやってみてわかったこと
まず大前提として、WiFi環境とWebカメラ、マイク付きのPCが必要です。
私はデスクトップを使用したので、以下のヘッドセットマイクとWebカメラを用意しました。

C270N HD WEBCAM

H600ワイヤレスヘッドセット

Webカメラにマイクはついていますが、以前、教材ビデオを制作した際、マイクを使用しないと音声がうまく拾えないことを経験していたので、ヘッドセットマイクを使用しました。

学生側は、取り敢えずネット環境(できればWiFi)とPC、この2点を準備できるかが問題です。
準備できない場合は、個別にオンデマンド型で対応するなどの配慮が必要になります。

ただし、ネットもPCもないとなると、オンライン授業は受講できませんので、全ての科目の受講が不可能になります。
スマホを使うのは限界があるので、大学のWi-Fiルーター、ノートPCの無償付与の支援を受けるように学生に指導しました。

ソフトはZoom(無料版)を使用しました。
理由は使い方が簡単だからです。

準備としては、まず自分がミーティングを開催できるようにするため、Zoomのアカウントを取得します。
ブラウザーでもアプリでも利用できますが、私はアプリ版を利用しました。

Zoom
(ミーティング用Zoomクライアントをダウンロード)

ゼミは自由に授業内容を構成できるので、4月下旬からZoomで実施しました。
まずは3、4回生ゼミで使用しました。接続数はそれぞれ教員を含めて15名です。

事前に必要機器とZoomのダウンロード、接続方法を周知しました。
初回はサインインの方法がわからない学生もいましたが、LINEでやり取りしたり、自己解決して全員が接続できました。

また、既に友達と使用した経験者も半数いたことから、Zoomを授業で使用することに対する学生のハードルは低いと判断しました。

私は自宅からWiFi接続でしたが、少人数だったこともあり、全員音声・カメラONでも遅延はありませんでした。
ゼミのように顔を見ながら進める授業では全員の表情を確認するため、カメラはONの方が良いと思います。
ただ、自室から出席している学生が多いので、プライバシー保護の観点からカメラOFFでも構わないことを周知し、大丈夫な人はONにしてくださいと伝えました。
これは、Zoomを使う場合、人数に関わらず必ず周知すべき内容です。

発表時などは、全員が共有された資料を見ているので、発表者以外はカメラOFFで問題ないと思います。
また、状況によっては音声のハウリングが起こるので、参加者は全員一旦ミュートにして、発言するときだけマイクONにするのが良いと思います。

マイクをOFFにすると自然な笑い声や相槌が聞こえなくなり、非言語的コミュニケーションが取りづらくなりますが、何度もやっているとその内慣れました。

ゼミはZoomを使い問題なくできたので、次のステップとして約20人と40人の演習の授業も同時双方向型でやってみようと思いました。

それまで、授業人数に関わらずオンデマンド型の授業資料掲示+課題レポート提出を行ってきましたが、やはりリアルタイムで学生の反応を見ながら授業がしたいと思ったからです。

また、使える技術があるのなら積極的に授業に導入しようと考えたのもあります。
その上で、Zoomによる授業のメリットやデメリットを学生と一緒に考えたいと思いました。

一方、4月末の時点で同時双方向型の授業で問題なく使えるソフトは、Zoomしかありませんでした。
無料版のZoomは100名まで接続可能であること、コロナ禍への支援としてac.jpの大学アドレスで登録すると通常40分の時間制限が無制限であることからもやってみようと思いました。

しかし、同時双方向型はオンデマンド以上に学生のネット環境とPCの確認が必要になります。
しかも、ゼミは3、4回生合わせて28名ですが、演習科目は1クラス約20名の授業と、3クラス合計130名授業があり、150名の確認が必要です。

大学からも5月GW明けまではオンライン授業の試行・準備期間とする旨の通知がありましたので、それまでの期間にオンデマンド型の授業と並行しながら、ポータルサイトを利用して、履修学生にZoomを利用するために必要なものとネット・PC環境の調査と確認を行いました。

その結果、やはり何人かはGW明けまでに準備ができないとの連絡がありました。
当然、授業を行うからには学生全員が公平に受けられる対応を取らなければなりません。

そのため、相談があった学生には大学からのWi-Fiルーター、ノートPCの無償付与を伝えたり、スマホでの受講を許可するなどの対応を行いました。
また、この時Webカメラがどこにも売っていなかったので、無理に買わなくて良いことも伝えました。

2週間以上前にZoomで授業を行うことを周知し、個別に対応した結果、ネットやPC環境については全員ではありませんが、ほぼ準備ができました。学生も相当努力したと思います。
やはり、いきなり同時双方向の授業を行うのではなく、学生と連絡を取りながら状況を把握し、余裕をもって準備を進めていくことが大切だと思いました。

Zoomはミーティング(Web会議)の部屋をホストがセッティングし、そこに来てもらうという感じです。
部屋には鍵がかかっており、パスワードがないと入ることができません。
参加して欲しい人、授業の場合であれば学生にパスワードを送るという形です。

学生が参加するのに必要なURL、ID、パスワードは大学の授業科目のポータルサイトに、当日の配布資料(PDF)と一緒に掲示しました。
ここは履修登録をした学生しか閲覧できません。

セキュリティーの脆弱性がニュースになりましたが、Zoomのソフトウェアやシステム上の問題は最新版で解決されており、現状の問題の多くはIDとパスワードの流出から生じていることがわかりました。
そのため、学生にはミーティングID、パスワードをLINE、Twitter、FacebookなどのSNSに投稿しないよう周知しました。

スマホでもZoomは使えます。ただ、スマホの場合はプランによっては通信料が発生する可能性があるので、WiFi環境推奨です。それが難しい学生には配慮が必要になりますので、やはり事前の確認が必要です。

また、関西学院大学の有志が作成された以下のサイトを授業の前に必ず読むよう指導しました。

学生向け/Zoomの使い方

学生向け/3つのアドバイス(経済学部 久保先生より)

いわゆるZoom爆撃の危険性についても、以下のサイトを読むように指導しました。

朝日新聞デジタル「突然のZoom爆撃、会議無残」

そして、GW明けにZoomによる同時双方向型の授業を時間割通りに開始しました。
初回は授業ごとに2~3名接続トラブルがありましたが、そのことも想定して授業内容を考えていたので、少し時間を取って対応しました。

少人数の授業とは言え、40人以上が接続しているので、通信量を削減するためとプライバシー保護の観点からデフォルトで全員カメラ・音声はミュートです。
また、出席確認はチャットで学籍番号と氏名を送ってもらいました。

さらにZoomの映像をスマホなどで撮影したり、SNSにアップしてはいけないこと、本人の許可なく記録することは重大なプライバシーの侵害であることを1枚のスライドにまとめ、毎回、授業開始前に画面に掲示し、周知徹底しました。

同時双方型の場合、授業が時間割の時間に固定されるので、通常の授業と同じように止むを得ない事情で欠席が必要な学生もでてきます。
そのため、欠席が必要な場合は事前に教員に連絡するよう周知しました。

また、WiFiに問題が生じて授業に参加できない学生も数回に1回程度いました。
これは当日でないとわからないことなので、授業中か授業後に連絡してもらい、止むを得ない欠席と同様の欠席としました。
ただ、授業を受けたくても受けられないことが申し訳なく、授業の録画を検討しなければならないと思いました。この点は現在も課題です。
欠席の対応として、これらの学生には別途課題を提示し、提出してもらうことで評価を行いました。

一方、事前連絡がなく欠席した学生は、通常通り、自己都合による欠席として扱いました。
この辺りの学生対応は、通常の対面授業でもオンライン授業にでも同じだなと思いました。

Zoomは授業時間が固定されます。都合の良い時に取り組めるオンデマンド型とは異なります。
学生にとってはオンデマンド型の方が受講しやすいと思います。

それでもZoomの授業を継続したのは、授業時間が固定される(規則的な予定が入る)ことで、睡眠習慣のリズムを取り戻して欲しかったからです。
というのも、ステイホーム期間に睡眠リズムが乱れている学生が多くいましたので、何か朝起きる動機が必要だと感じたからです。

また、演習科目では、学生同士でコミュニケーションを取って欲しいというのもありました。
その点、Zoomは有益でした。

Zoomの強力な機能として、ブレイクアウトルーム、チャット、アンケートがあります。
ブレイクアウトルームは、接続している参加者を自由な数のグループに分けて、グループごとにZoomで会話ができます。
大学に来られず、学生同士で話す機会がなかったことから、これは学生に好評でした。

また、一方的に私から話すだけでは学生も面白くないので、適宜質問をしてチャットで回答を求めたり、アンケートを事前に用意して(1回の授業で3~4問)、回答してもらいました。

学生全員のカメラOFFの状態で、一人で話していると学生は聞いているのか、最初は心配になります。
ただ、アンケートは毎回ほぼ全員が回答しましたし、チャットの回答もあるので、その都度、聞いているということが確認できました。

通常の対面授業で学生に質問を投げかけても、ほとんど手は挙がりませんし、回答は得られませんので、一方的な授業になりがちです。
一方、Zoomだと周りの目を気にしなくて良いので、回答がチャットで返ってきます。質問も結構来ます。

普段の私のやり方が良くないのだと思いますが、対面の授業より画面越しの授業の方が、学生とコミュニケーションが取れました。
リアルタイムで学生のフィードバックが返ってくるので、学生も授業を聞いて、いろいろ考えているのがよくわかりました。
学生からも授業に積極的に参加できて良かったとの感想がありました。

チャットは強力なコミュニケーションツールでした。
思うに多くの学生は、非言語コミュニケーションを読み取る能力が高すぎるのではないかと思いました。
そのため、そのような能力を使わなくて済む、LINEのようなチャットの方が発信しやすいのだと思います。

そして、5月下旬に本学がZoomのEducation Licenseを取得してくれたお陰で、接続人数が300名まで可能になりました。
そのため、約130名が受講している授業もZoomで行うことにしました。

準備とやり方は人数が多くなっても変わりませんでした。
グループワークも簡単にできますし、アンケートもチャットも活用できます。
100人以上の講義でも、学生のフィードバックをリアルタイムでもらえるし、学生も質問がしやすいようです。

また、オンデマンド型と同じように、同時双方向型であっても、教授内容は口頭だけでなく、できるだけ文字で示しながら説明した方が良いです

この点は、通常の対面授業が再開されても、活用したいと思いました。

現時点でZoomで授業をやってみてわかったことをまとめたいと思います。

1.授業が始まる前に教員への連絡手段を学生に周知する。
2.実施する2週間以上前に学生のネットとPC環境を確認する。
3.事前にZoomの使い方と注意点を周知しておく。
4.プライバシー保護の観点からカメラOFFを認める。そもそも講義形式の授業でカメラは必要ない。
5.ブレイクアウトルーム、チャット、アンケートでコミュニケーションが可能。
6.止むを得ない欠席に対しては、通常通り、個別に課題を提示し対応する。

また、受講する学生のことでわかったこともあります。

1.オンライン授業をより良くするために頑張って協力してくれたこと。
2.予想外に画面の向こうでちゃんと聞いている学生が多いこと。
3.チャットだと質問しやすいこと。
4.自宅から受講していても遅刻する学生がいること。
5.自己都合で欠席する学生もやっぱりいること。

オンデマンド、同時双方向の授業をやってみて、授業の方法は対面だけではないということがよくわかりました。

また、演習の授業でグループ発表も行いましたが、リモートで準備したにも関わらず、非常に質の高い内容になっていました。
このことも、対面で同じ場所に集まる必要性について考えさせられる機会になりました。

授業形態は1つではないとわかったことで、それぞれの授業方法の理由を考える必要があると思いました。
特に対面授業については、それは対面でしかできないことなのか、別の方法で同じ学習ができるのではないか、などを考えました。

様々な授業形態をバランス良く行うことが重要だと思います。
また、どのような授業でも学生と一緒につくっていくことは同じなんだと思いました。
今回も学生の協力がなければオンライン授業は成り立ちませんでした。

まだ半年の経験ですが、授業のことを深く考えるきっかけになったと思います。

過去の活動報告
2019年度
2018年度